提灯

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提灯の歴史

提灯とは、ろうそくを点灯するための代表的な灯火器で、丸めた竹ヒゴ等の骨に和紙を貼り、上下に枠を付け折りたためる様になっています。 ちょうちんは漢字で提灯、提燈、桃燈などとあらわします。「提」はささげ持つ動作、「桃」はかかげる動作を意味しますが、現在では「提灯」の字を用います。

16世紀の初め、室町時代文亀年間(1501?1504)の初期に提灯と認められる、籠提灯が使われていたと言われています。籠提灯は円筒形の竹篭の周囲に紙を貼って火袋とし、手で提げるための取っ手を付けた物で、現在の様に畳むことが出来なかったそうです。

室町時代の末期、天文年間(1532?1555)に、今日の折りたたむ提灯の原型のものが出来たと考えられています。その後提灯は、細い割り竹を丸く輪にして骨を作り、紙を貼り覆いをし、上下に自由に伸縮できるようにし、底の部分に蝋燭を立てる様になりました。こうした構造は日本独特のもので、16世紀後半安土桃山時代(1573?1596)の事と言われています。

ただし、提灯が一般に普及したのは江戸時代(1596?1868)、すなわち17世紀以後の事で、提灯の種類によっては、現在でも使われているものもあります。
江戸時代半ば頃から浅草近辺には多くの書き職人が仕事をし始めました。明治時代の頃より、問屋制が発達し提灯製造業と提灯文字書き専門業の分業が進み、それでもなお、現在でも東京の提灯屋は貼り上がった皮に、注文を受けた家紋文字等を書き入れることを仕事としている職人さんがいらっしゃいます。

提灯に書き入れる文字は一般的に江戸文字といわれ、神社仏閣に貼る千社札の原稿を提灯屋が書いていました。千社札は枠の中に文字を入れますが、提灯は枠の線がないので少し伸び伸びした文字となります。

また、家紋は着物の紋付の入れ方と違い、白地に黒で家紋を描きます。遠くからも見えやすく、線の入れ方を工夫しバランスを取り描くのが特徴です。
「東京提灯店」では代々伝統の技を継承し、今日においても様々な用途でお使いいただける提灯の製造に日夜 取り組んでおりましてご注文をお受けしている次第でございます。

武将
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