提灯

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用語集

ちょうちんに対する専門用語集です。

江戸文字

基本として、「筆文字(書体)」を指します。筆文字と言っても「勘亭流」「楷書」「行書」「寄席文字」「草書」など様々な書体が存在しますが、厳密に言えばどれにも属さない、あえて言えば「太楷書」に一番近いニュアンスですが、必ず全てのポイント(跳ね、止めなど)にて楷書に準じている訳ではございません。

また、書き職人によっても癖や特徴などの個人差もあります。江戸文字は、名入れをする際、筆文字であれば細かい部分は「お任せ」でという注文の際、担当の書き職人さんの江戸文字にて作業をします。まず鉛筆で薄く下書きをし、テントインクにニスなど調合した墨を使用し、筆で輪郭をなぞり、最後に輪郭の中を塗り潰すという手順にて仕上げていきます。

ちょうちん

下書き→輪郭をなぞる→その中を塗り潰すという手順にて書かれた文字のことを「籠文字」と言います。その籠文字手法で書かれた文字の定番フォントと言えば江戸文字フォントでありますが、実際には他のフォントも籠文字手法で書かれる事も出来ます。

重化

提灯の火袋上下に付いている蓋のようなものを指します。別名称として、「枠」とか「わっぱ」と呼ばれる場合もあります。和紙提灯の場合は木製で、黒く塗られた重化が取付けられます。色は黒しかありません。B(ビニール)提灯の場合、極めて小さい装飾用提灯の場合、重化が鉄で作られ、また色も黒のものと、赤のものが存在します。

提灯

S張とW張

このS張(はり)とかW張という表現は、印刷にて名入れをする際の印刷面(範囲)のことを指します。S張とは提灯の火袋部分を8等分した内の1箇所、つまり1/8を指します。一方、W張とは4等分した内の1ヵ所、つまり1/4を指します。つまりは、当然製版する版のサイズも変わってきまして、製作価格はS張よりもW張のほうが割高になると言う事になります。

ちょうちん 提灯
S張(シングル張)
※9号長の場合の印刷範囲
w7.7xh38(単位:cm)
W張(ダブル張)
※9号長の場合の印刷範囲
w14xh38(単位:cm)

くさり

弓張提灯を安定させるために上部と下部を固定する、くさりになります。

つる

提灯の上部に取り付けられている重化(じゅうけ)に取り付けられている半円形で取っ手の様な形をしている金具の事です。つるを利用する事で、壁に掛けたり、ひばしを取り付けたりする事が可能になります。

火袋

オリジナルの提燈にてデザインが手書き、プリントされる部分の事でございまして、障子紙や和紙で作成されています。中に置かれる蝋燭の火を風から守りつつ、上部に開いた穴からは空気を取り込み、酸素不足になる事を防いでいます。

紅染め

最初からすべてを赤く塗らず、文字などを入れた後に、その周りの縁を残して周りを赤色に塗り上げていきます。ですので、白抜きされた部分はインクが乗っていないので光がより明るく漏れ、文字の視認性を高めてくれます。

ウスズミ

提灯に文字を書くときには、通常の墨か、薄墨なのかをお選びいただけます。お迎え提灯などは、基本的には薄墨ですので、そのような使用の際には、ご注文時にご指定していただければ、薄墨で制作致します。

上丸かん

提燈の底部にある化粧輪に取り付けられた丸かんで、紐や鎖などを引っ掛ける際に使われます。

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